玉木宏、上野樹里



2006年12月12日(Tue)
玉木宏、上野樹里


「のだめカンタービレ」。弟から借りて原作を読み、掘り出し物を見つけた気になっていたが、後に騒ぐまでもなく単行本の売れ行きトップ争い常連だったと知る。世間知らずだった。

二ノ宮知子のマンガはヒロインとヒーローの構図が大抵一緒で、女の子のボケに男がツッこむかたち。案外これって男性マンガ家には難しい。女流作家ならではなんだが、この人ほどの笑いのセンスを持つ人はそうはいない。笑いの感性的に女流を超越していながら、女流の視点ならではの構図で展開される、小ざっぱりした恋愛模様とボケツッコミ。
そして「音楽ネタ」であることを忘れてはならない。楽器を描く時点で私は目が回りそうだが、クラシックに関するウンチクは作者自身の知識なのだろうか? ブレインがいるにしても本人の造詣が深くなければああいうストーリーは書けない。

まあそんなこんなでドラマ化されたわけである。
正直キャスティングを聞いた時には不安だった。玉木宏と上野樹里。玉木宏はNHKドラマ「氷壁」の奥寺と、エステ・お茶漬けのCMでしか知らなかった。
「氷壁」では無害な好青年だったし、エステとお茶漬けって何だか捉えどころのないキャラである。彼はどこに行こうとしてるのか、私も本人も掴みあぐねていたに相違ない。知らないけど。

そんな折、「のだめ」の千秋真一役である。
原作のイメージではもっと女性的で触れれば切れる感じだったので、玉木と聞いて違和感があった。しかし第1回放送を見て、「ああこの人コメディに向いてるかもしれないな」と思った。「声」で二枚目と識別できることと、表情をしっかり作れること。コメディがヘタな役者にありがちな浮つきがない。脚本のギャグが寒かろうが、バカなことを真面目に微動だにせず力押しで演じられる、それがまず必要なのだ。
そして「ちびまる子ちゃん」のドラマでお父さんの若い頃をコメディタッチで演じたが、これもソツがなく、玉木の適性を確信したのだった。って勝手なこと言ってますが。



でもって上野樹里。
「逆境ナイン」を劇場に観に行った際、二本の上映予告で主役が上野だった。出すぎだろ映画。まあ売れっ子なんだろうな。「スウィングガールズ」しか見たことなかったんだけど。

さて「のだめ」である。
野田恵役にしては、ちょっと上野は可愛すぎるんじゃないかと思うと知り合いの女性に言ったら「ええ〜?上野樹里が可愛すぎる??」とあっさり腰を折られた。さらに「彼女を見た時、山田花子かと思った」と言うのであった。
山田花子か。言われてみれば顔下半分の造りは似ているかもしれない。

まあそれはそれとして、「のだめ」のようなクセのあるキャラをドラマにしちゃって寒いことになんないだろうかという、原作のファンなら誰もが一抹持つであろう不安を私も例に漏れず持っていたわけである。
が、これも第1回の放送で払拭された。上野なりに「野田恵」を消化して臨んでいることが、素直に理解できた。厳密に言えば原作の「のだめ」ではないかもしれないが、玉木の「千秋」との絡みにおいて何の違和感もなかった。つまりドラマは心の中で「オッケー」だった。

何となく「三の線」の役が多い上野樹里だが、似たポジションに堀北真希がいる。一見美少女なんだが、ひと癖ある役どころが多い。「器用だな」というのが二人に抱く印象だ。

まああんまりドラマ見ないんでヘタなこと言えないんだけど。すみませんね。


   


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カレンダ
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